賃貸で週末だけ移住してみた

東京で働いてるけど週末は海のそばで生活したい!を試行しているブログです。海徒歩2分、ワンルーム。家賃5万円弱。意外と安く実現できたセカンドハウス生活を紹介します。

お久しぶりです&賃貸週末移住を終了したので総括のはなし

お久しぶりですーー。

Facebookのアカウントの方に「最近どうですか?」とコメントを下さった方、待っていて下さった方、ごめんなさい。ありがとうございます。

なんか前の記事を書いた後で急にふと、ブログ熱が冷めたと言うか、飽きてしまったと言うか。

近況ですが、昨年末に3年弱の期間を経て賃貸先を引払いました。

理由は週末移住を止めて本当に移住したから!とか言えると格好いいんだけどそうではなくて、今日はそのへんの理由と退去するときTipsを含め、総括を書きたいと思います。


週末移住先の魅力が減って、都内の家の魅力が増えた

一言で総括するとやめた理由はこれです。

最初の頃は圧倒的に、

週末移住先で過ごす週末>都内で過ごす週末

だったんだけど、時間が経つにつれてこのバランスが崩れた。

具体的にあげるとこんな感じ

<良いところ>

  • 非日常的な土地の開放感  ←減った
  • すぐ海にアクセスできる立地

<悪いところ>

  • 都内との往復が手間
  • 外食が多くなるのが苦痛  ←増えた
  • 週末を丸々使うので都内での趣味を我慢するのが苦痛 ←増えた
  • 家賃、交通費、外食費等の負担

2年も続けていると非日常感が薄れる

週末に海辺で過ごす時間は最初のうちは最高に開放的で、非日常感にあふれて、平日のストレスを忘れさせてくれるものでした。

でも、非日常って日常的に経験していないからこそ非日常なのであって、毎週、毎月と繰り返していくうちにだんだんと日常になってしまうんですよね。

そうすると段々、非日常感のある海辺の家に行ってリフレッシュしたいという気持ちが薄れてきて(だって行っても非日常感ないから)、行くのが面倒くさいなーと言う気持ちの方が勝つようになってくる。

電車を乗り継いで行くのだるいなーとか、向こうで布団敷いて寝るより家のふかふかのベッドで寝たいなーとか、料理ができない向こうで外食やコンビニご飯で過ごすより家のキッチンで美味しいもの作って食べたいなーとか。料理できないというのは、キッチンが狭いだけではなくて、生ゴミの回収が週末にないから、料理すると生ゴミを全て持ち帰る必要があったからです。前より料理が得意になったのも影響してるかもしれません。

それで行く回数が減ってくると後はもう負のループっていう感じで、「先週も先々週も行ってないから今週は行かないと(元が取れない)」っていう変な義務感というか強迫感で行くようになるからより面倒に感じてきて、そこで「あ、そろそろ潮時なんだな」と気づいた感じです。

別の趣味ができた

週末移住先を引き払う5ヶ月前くらいから夫がジムでの筋トレにハマりだし、その3ヶ月後くらいからわたしも筋トレ(とダイエット)にはまってジムに通うようになりました。

ジムと週末移住は両立できない訳ではないんだけど、「今週は平日にあんまり行けなかったから週末ジム行きたい」というようなことは多く、そうすると普段通っているジムのある都内で週末を(一部でも)過ごしたいという気持ちが強くなりました。

まあ、ジムっていうのはうちの夫婦がたまたまその趣味にはまったっていう話ですが、誰しも人生いつどんな新しい趣味に目覚めるかはわからないから、そんな時に週末移住の優先順位が落ちる、というのは誰しも起こりうることなのかもしれません。

ちなみに今は筋トレが本当に楽しくて、筋トレやダイエット、プロテインについての別ブログをわいわい書いてたりします。

プロテインDIY日記

総括:最初の2年は完全に楽しかったし、賃貸という選択で良かった

結局、なにが悪かったってただその土地に慣れてしまったのがいけなかっただけで、慣れるまでは本当に楽しかったし価値があった、やって良かったと思います。

間違いがあったとすれば賃貸の更新をしてしまったことで、あの開始2年目の区切りで、「最近行くの面倒になってきたけどなー、でも来るといい所だし手放したくないんだよなー」と迷った末に、解約に踏み切れなかったことだけじゃないかな。

裏を返せば、2年ごとに週末移住先を変えればいいだけの話でもあるので、週末の非日常感と非日常感がもたらすリラックスを求めるなら「更新せずに2年ごとに住み替え」がベストというのが結論なんだと思います。あるいはそうしているうちに、ここなら何年でも通いたいという運命の土地が見つかることもあるのかもしれない。

我が家も今は週末移住をしていないけど、そのうちまたどこかのタイミングでやる事があるかもしれません。


そしてうちの場合は本当に、完全移住にしたり、物件を購入したりしなくて良かったと思っています。

週末移住をして最初の頃はとにかく楽しいし、こんなに来るだけで気持ちの解れる楽園があるならここに完全移住したいとか、どうやったら実現できるだろうとか夫婦で沢山話し合ったりもしました。でも今思えばそこで思いとどまって良かった。

もし生活の拠点をごっそり移したり、物件を購入していたら3年目になって「慣れたら都市圏から遠い面倒さが良さを上回ってきた」状態になった時に相当辛かったんじゃないかな。

なので、もし田舎に移住したり物件の購入を考えている人がいれば、3年くらいは賃貸で住んでみた方が絶対に、絶対にいいと思います。それをしないでも最初から何年たっても魅力の褪せない「運命の土地、家」に巡り会える人ももちろんいると思うんですけど、その人はラッキーな人で、全ての人がその幸運を掴めるとは限らないというのがわたしの考えです。

週末の賃貸先からお手軽に退去するためのTips

退去時には、ほとんどの物を処分しました。もともとが、

  • 平日の住居でダブっているから持ってきたもの(余っていたタンブラーとか)
  • 捨てても惜しくない気持ちで持ってきたもの(だいぶ古くなっていた客用布団とか)
  • いつ捨ててもいいよう、間に合わせの安物を買ったもの(ガスレンジとか)

といったどうでもいいものばかりだったので、置き場がなくて泣く泣く捨てたのはスタンドアップパドルのセットくらいかな。今思うと売ればよかったかもしれない。

で、処分するとなるとそれがもう大変で、私たちの週末移住していた鎌倉市は都内に住んでいる感覚からするとびっくりするくらいゴミの分別にうるさいです。

それにそもそも回収日が平日だから、ゴミを丁寧に丁寧に分別して、第○火曜の資源ゴミの日と、第○金曜の不燃ゴミの日と、・・・みたいに何日にも分けて平日に対応しないといけないのも本当に大変。

そこで何とかゴミの対応を簡略化できないかと調べたら市の認可を受けた民間の廃品回収業者が「分別前の状態で全部引き取る」というサービスをしていることを知って、こちらを利用しました。

www.city.kamakura.kanagawa.jp

↑ここに乗ってる業者のどれか

結論としてはこれはもの凄ーく便利で、布団のような大物のゴミから、一般ゴミまで、全部を30分くらいで持って行ってくれて分別も一切せずに済みました(業者さんが回収後にやってくれるのまでコミの値段)。

ゴミを処分した日の流れを書くと、予約した時間に若いお兄さんが1人、軽トラに乗ってやってきて、週末移住先のアパートからガンガンゴミを運び出してくれました。わたしは「何か分別したりしましょうか」と申し出るも早々に「あ、分け方を説明するのも細かくなっちゃうんで何にもしなくて大丈夫っす」と戦力外通告されたので家のそばをぷらぷら散歩して時間を潰し、作業の終了間際に戻ってきて掃除道具でさっと部屋内を掃除して、終わったら掃除で出たゴミを入れたゴミ袋も、100均のほうきやちりとり、コロコロも全部お兄さんに渡して終了。実際は別の日に不動産屋さんへの引き渡しをしに行ったけれど、うまくやればガスの閉栓なんかも含めて1日で全部終わらせることができると思います。

水道だけ、最後の掃除だったり液体の入ったビンゴミの処分の時に必要になるから止めるタイミングは気をつけた方がいいです。

で、サービス内容はとても気に入ったから業者さんの名前を出して紹介したいところなんだけど。。。

実は電話見積もり時に聞いた料金と実際の料金が大幅に異なって、確か12,000円くらいのはずが2万円弱に当日跳ね上がってちょっと納得行かなかったので名前は伏せておきます。

実際に見てみたら思ったより多かった、とかならわかるんだけど、「それ(品目)があるとは僕は聞いていません」「私は電話口で(電話にでた担当者に)伝えた上で、この値段と聞いています」みたいな言った言わないが発生したんですよね。

事前にホームページとかで料金が開示されてたり、書面で見積もりがもらえるとこんなことは起こらないんだろうけど、、ちょっとそういうトラブルは覚悟しないといけないかもです。

まあでも2万円弱が高いかというと、分別作業、運び出し作業、市に支払う粗大ゴミの処分料なんかも込みの値段なので、自分で処分するのに比べたら全然アリな値段かなーと思います。小ぶりのテーブルや冷蔵庫なんかもあったんだけど、ああいう大きなゴミを自分たちだけでアパートの2階から運び下ろして、レンタカーかなんかを借りて、市の処分場に持ち込んで処分料を払って、その他細々したゴミも自分たちで分別して・・・とやるともうちょっと安くはできたかもしれないけど、相当大変だったと思うので頼んで良かったと思っています。

海辺の思い出

そんな訳で今回は解消しちゃった週末移住だけど、思い出すと本当に素敵な体験であったことは間違いないです。最後に懐かしい写真を数枚貼っておきます。

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はー、最高だったなー。