賃貸で週末だけ移住してみた

東京で働いてるけど週末は海のそばで生活したい!を試行しているブログです。海徒歩2分、ワンルーム。家賃5万円弱。意外と安く実現できたセカンドハウス生活を紹介します。

エリアの選び方ガイド

さて今回は東京在住の方が週末移住(セカンドハウス生活)をするのに適したエリアについて書きたいと思います。関西エリアについては知識が無いので、こんな考え方で選んだのかという程度に読んでいただけると幸いです。

※セカンドハウスは賃貸で5万円/月程度で借りることを前提に考えています。

セカンドハウスは家賃5万くらいの賃貸(=初期費用20万)で始めるのが良いと思う話 - 賃貸で週末だけ移住してみた

 

 

前提として、セカンドハウスには電車でいくよという話

セカンドハウスの良さというのは”好きな場所に金曜の夜に行って日曜の夜に帰ってくる”という生活ができるところです。これが土曜の朝ではないのがちょっとしたポイントで、週末”旅行”だとついつい金曜の夜の宿泊代を勿体なく思って土曜の朝に移動してしまうところを、週末”移住”だと躊躇なく、土曜の朝に海辺で目覚めるという過ごし方ができます。

 

で、金曜の夜に移動するためにDINKSの我が家では、

  • 飲み会の後でも行ける
  • 夫婦それぞれが仕事場から直接行ける(待ち合わせをしないで行ける)

 

という条件が出てくるので、これは車じゃなくて電車だよねというのが我が家の見解です。

家族が家に揃ってから移動する、夫婦どちらかは必ず飲酒せずに移動するというのが問題ない家庭では車も便利だと思うのですが、ただその場合でも、

 

  • 駐車場代がかかる(月5万円ではできない)
  • 時間をロスする(仕事場→セカンドハウスではなく、仕事場→家→セカンドハウスになる)

 

といったデメリットがあるので、共働き家庭の週末移住は電車で行ける場所を選んだ方が良いと思います。もちろん、車を持っている方は車で行きたいときには行ったら良いんです。車で行くには便利でも電車だと非常にアクセスが悪いという場所は多々ありますが、電車で行けて車で行けない場所なんてほとんど無いですよね。だから、電車で行ける場所を選ばないと勿体ないという話です。車でしか行けない場所は賃料等の条件が良いこともありますが、気軽に行けることの方が大事だと私は思っています。

 

 

じゃあ電車で行きやすい場所ってどこだっていう話

先ほども書いたように、我が家では金曜の夜に気軽に行けるような場所にしようと考えていました。

では気軽にというのがどれくらいの距離かというと、職場や家のある都心部から電車で片道1時間半以内で行ける場所です。我が家としては、これぐらいがふらっと行ける限界だろうと思っています。神奈川で言うと小田原を超すとしんどい、というくらいですね。

 

新幹線に乗れば東京から熱海まで45分くらいで行けるんですが、そうすると一人片道3,500円以上とコストがかかってしまいます。なので、金銭的にも気軽にという意味では在来線で片道1時間半以内というのが良いかと思います。あとは、駅から住みたい場所=海辺まで歩いて行けるところですね。終電で駅についた後にタクシーに乗らないと行けない場所は、やっぱり金銭的な気軽さが劣るのでお勧めできません。

(そもそも2人で1往復につき4,000円コストアップするなら、その4,000円×4週で16,000円高い家賃のところに住めるだろうって話も出てきます。)

 

ここで私が描いた汚い図を見てみましょう。f:id:shepherdess:20140226220638j:plain

条件に合うのは赤で囲ったところです。神奈川方面なら1の湘南エリア、千葉方面のことはよく知らないんですが、地図を見る限りでは2の九十九里エリアが良さそうです。 (ちなみに東京湾のところには「工業的な海」と書いてあります。海は海でもリゾート感に欠けるので除外しました。)

 

 

神奈川ならお勧めは鎌倉・江ノ島エリア、逗子、大磯!

湘南エリアの中で具体的に場所を絞ると、鎌倉・江ノ島エリア、逗子、大磯の3カ所がお勧めです。なんでかと言うと、この3カ所には「夏休み感」とも言うべき非日常感(東京との比較において)があるからです。平塚、茅ヶ崎、辻堂あたり(特に平塚)も海に近くて良いんですが、この辺は街が拓けているので、東京の日常との連続性の中にある感覚です。これは反対に言えば住みやすいという事でもあるので完全移住向きのエリアですね。

 

特にお勧めな鎌倉・江ノ島エリアについてもう少し詳しく見ていきましょう。

鎌倉駅から徒歩でいけるのは材木座海岸と由比ケ浜です。この辺は雰囲気は良いですが駅からちょっと距離があります。落ち着いてのんびりするなら材木座がお勧めですね。昔このあたりに住んでいたことがありますが、古い商店なども多く東京から来ると非日常感に浸ることができます。由比ケ浜も良いんですが近年はなんとなく六本木文化圏になってしまった感があり、パーリーピーポーの人向きではあってものんびりした非日常感は薄めだと思います。

 

さて、このエリアで一番のお勧めは江の電の腰越から極楽寺の間です。江の電から海が見えるところですね。

ここは何がいいかというと、まずアクセスは江の電が非常に便利です。日中は12分間隔で運行、夜も終電が鎌倉駅23:33発(稲村ケ崎までは23:54発)があります。

そして何より、海に開放感があって良いんです。海岸線が湾曲していないのでまっすぐ広がるビーチを見ることができます。

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七里ケ浜はなんとなくハワイのオアフに似た感じがあり、それに対して稲村ケ崎はハワイ島っぽい感じ(=良い意味でのんびり、田舎っぽい)があります。極楽寺は古都の風情です。このあたりから気に入った町を選ぶのが良いのではないでしょうか。

 

ちなみに江ノ島まで行くと平塚・茅ヶ崎同様に便利すぎる=”完全移住”向き、という感じがします。

 

その他のエリアにも触れると、逗子も完全移住向きにやや近い印象です。加えて湾が狭いので、そこは好き嫌いが別れるポイントかもしれません。

 

大磯は駅からのアクセスは良くないのですが駅に降り立った瞬間から感じられる非日常感があり、良いエリアだと思います。大磯駅自体は都心からのアクセスは良いです。ロングビーチのイメージが強いかと思いますが、実は旧吉田茂邸もある風光明媚な別荘地という面もあります。

 

ということで、神奈川ならセカンドハウスは江の電の腰越から極楽寺の間に探すのが一番おすすめ、というのが当ブログの結論です。

次はいよいよ個別の物件の話題に入ろうと思います。